オーガニックなもの、専門レストランやオーガニックの食材など目にされるでしょう
オーガニックなものを、何か普段の生活に取り入れていらっしゃいますか。近年では専門レストランやオーガニックの食材・衣類なども増えてきましたし、どなたでも一度はこの言葉を目にしたことがあるでしょう。
「ORIGIN」を語源とする「オーガニック」は、その名の通り根本的・本質的なものを求めるものであり、自然農法や有機栽培などによって作られた食材を食べるという「食」を中心とした運動です。
さらに最近では、衣食住すべてに関わる概念として用いられており、日本でも「スローライフ」や「ロハス(健康で持続可能な社会を志向するライフスタイル)」「マクロビ」などのブームと共に、すっかり一般的になったといえるでしょう。
食事にオーガニックを取り入れたい場合、まず手軽なのは、有機野菜や無農薬素材使用のパン・パスタ類を選ぶことです。また最近ではオーガニックレストランもずいぶん増えてきましたから、ぜひお気に入りの店を探してみてください。
オーガニックコットン
さらに衣類やタオル、寝具などの分野で有名なのが、オーガニックコットンでしょう。
これは3年以上化学農薬不使用の土地で栽培され、その後の紡績や加工も含めた全工程で農薬や化学薬品を一切使わずに作られたコットンのことです。
綿の収穫には通常、大量の枯葉剤が空中散布されており、自然環境や栽培者に非常に大きな悪影響を与えています。さらに紡績の段階でこの枯葉剤の含有率を一定以下まで下げてはいるものの、完全に落としきれるものではないのです。
赤ちゃんの服やタオル、また口に入れる頻度の高いぬいぐるみなどに、安心なオーガニックコットンのものを選びたいと思う母親が増えたのも、ある意味当然のことではないでしょうか。特に最近はアトピーなどに悩む人も増えており、肌に直接触れたり口に入れたりするものに気を使う方は多いでしょう。
無農薬有機栽培のものは、一般のものより多少割高にはなってしまいますが、安心を買うという意味では決して高すぎるものではありません。
オーガニック製品は体にも環境にも優しい天然素材
オーガニック製品には、他にも布団・ピロケース・ケット類などの寝具、ローションや乳液などのスキンケア用品、洗剤などの生活用品とさまざまなものがあり、いずれも自然食品や自然雑貨の店などで入手可能です。
何でも簡単に手に入るようになった便利さの一方で、アレルギーなど、昔はなかった症状が広がる現代社会。暮らしの質にこだわって、居心地の良い時間や空間をゆったり楽しむ生活が、今、いちばんの贅沢なのかもしれません。
体にも環境にも優しい天然素材は、私たちに安心とやすらぎをもたらしてくれます。ぜひ皆さんの暮らしにも、手間ひまをかけて作られたオーガニックアイテムを取り入れてみてください。